シンプルなのに奥深い!クセになる【マンカラ】
マンカラ レビュー 口コミ 評価
『マンカラ』は、アフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている伝統的なボードゲームの総称です。
発祥は紀元前。遊び方は100種類以上もあると言われています。
おすすめポイント
交互に石を移していく2人専用のゲームです。
先の手を考えたり、相手の作戦を読んだりといった駆け引きが必要ですが、遊べば遊ぶほど奥深さを感じるシンプルなゲーム。
遊び方が4つ紹介されているこちらを我が家では遊んでいます。
これら4種の遊び方説明が入っています。
①マンカラ・ベーシック
日本全国で親しまれている一般的な遊び方
【勝敗】自分の陣地から、先に石をなくしたほうが勝ち
②マンカラ・イージー
カラハの簡単アレンジ。日本レクリエーション協会考案
【勝敗】自分のゴールに石を多く入れたほうが勝ち
③カラハ
世界各国で親しまれている遊び方
【勝敗】自分のゴールに石を多く入れたほうが勝ち&残った石も得点になる
④スンカ
フィリピンの古典的な遊び方
【勝敗】自分のゴールに石を多く入れたほうが勝ち&残った石も得点になる
こんな人におすすめ
▪ 親子で楽しめるボードゲームを探している
▪ 知育玩具に興味がある
▪ 遊びに来る孫と何を遊べば良いかわからない
▪ 説明が苦手な方
▪ シンプルなルールの遊びが好き
▪ 女の子と遊ぶのが苦手なパパ
遊び方
準備
各ポケット1〜6,8〜13に4個ずつ石を入れます。
これで準備完了!
ルール
今回は、日本で親しまれている一般的な遊び方
①マンカラ・ベーシックを説明します。
先攻後攻を決めます。
手前1〜6が先攻青の陣地
奥8〜13が後攻黄の陣地となりました。
青は1〜6のポケットの中からひとつ選び、そのポケットにある石をすべて取ります。
そして、反時計回りで石を1個ずつ移動させます。
四角いゴールポケット7か14で石を置き終われば、続けて自分の番になりますが
1〜6または8〜13で置き終われば相手の番になります。
これを交互に繰り返して、相手より先に自分の陣地にある石をすべてなくした人が勝ち!
基本情報
公式の対象年齢・人数
対象年齢:8歳〜
人数:2人
目安時間:10分
コーディネーターの見解
8歳からとなっていますが、興味がある子であれば3歳4歳くらいからでも◎
将棋やチェスのようにルールが複雑ではないので、ルールを知らなくてもすぐにチャレンジできる手軽さもいいですね。
集中力を養ったり、先を読む力を身に着けさせたいけど、難しいのはなぁと親子でハードルを感じているなら、こういったゲームで入口を作ってあげるのもいいかもしれませんね!
育つ力
▪ 集中力
▪ 先の手を読む力
▪ 相手の作戦を読み取る力
このボードゲームの感想
相手の作戦に合わせて自分の手を考えてみたり、深く考えず気分で石を動かしてみたり・・じっくりでもお気軽でも、楽しく遊べるゲームです。
こんなに奥深い遊びを考える大昔の人々、すごい!!!
ちょっと難しい = 楽しい と感じるDNAが脈々と受け継がれている・・そんなロマンを感じさせてくれる遊びですね。
頭が良くなるおもちゃと考えずに、大人も楽しんでみましょう♪
ちなみに「石」と説明していますが、実は5色のガラス玉
乙女心をくすぐる可愛さです♡
待ち遠しい!放課後さいころ倶楽部TVアニメスタート
ボードゲーム好きなら
知らないはずもない漫画
『放課後さいころ倶楽部』
アニメ化の話が出てから待ちに待ち、ようやく決定したようです!!
2019年10月スタート!
わーい♪わーい♪
年甲斐もなく喜ぶ。
なぜって・・・
やっぱりメディアの力はすごいんですよ(^_^;)
私の予想↓
私「ボードゲームで遊ぶ会やってるんだけど、どう?」
【今まで】
ママ友「・・?ボードゲーム??人生ゲームとかオセロで遊ぶの?」
それもボードゲームだけど
ち、違う・・・
ボードゲームと言ってもね、うんちゃらかんちゃら
【これから】
ママ友「ボードゲーム?あ、あのテレビでやってるような?」
そう、そう!!
こんな感じになるんじゃないの笑笑笑
笑いが止まりません。
固定概念を覆すことほど困難なことはないと、近ごろ痛感しています。
それに、この漫画
インストラクションの勉強にもなる。
ボードゲームって、遊ぶみんながゲームの目的やルールをある程度理解しなきゃいけないんだけど
説明が足りなくても困るし
長々と説明し過ぎると、遊ぶ前からモチベーション下がってしまう。
ま、結局は、この楽しさは遊べばわかるよ!なんだけども
このさじ加減が難しいけど楽しいところでもあります。
特に、遊ぶ子たちの年齢によって使い分けが必要だとも感じています。
奥深し。
現在、14巻まで出ています。
アニメがスタートする前にチェックしたい方は是非〜♪
ボードゲームで子育て
ボードゲームを教育的に捉えてみる
私が主催するボードゲーム会【あそラぼ】では、こんなことに意識して遊ぶ場づくりをしています。
①最後までやりきる
②自分で選択する
③子ども達だけで楽しく気持ちよく遊べる
①「最後までやりきる」について
無理強いはしませんが、できるだけ「やる」と決めたら、やり通すクセをつけるよう導きます。本人が興味を示すゲームで遊ぶことはもちろんですが、その子にあった時間で終わるゲームからスタートすることで、やりきる自信にもなります。
徐々に、複雑で長時間ゲームを集中して遊べるようになることを目指しています。
②「自分で選択する」について
ゲームの中では選択することがたくさん出てきます。
中には、迷い過ぎてなかなか進まないこともありますが、その場合は、選択するための判断材料を出すなどサポートをしてます。できるだけ「本人が選択するまで待つ」を意識しています。
自己決定の経験をたくさんすることや自分のタイミングでできるようになるまで待ってもらうことで自制心の育ちを促します。
また、待ってもらった子は、他の人に対しても待てる子になります。
③「子ども達だけで楽しく気持ちよく遊べる」について
大人が指示したり管理したりするのではなく、子ども達だけでルールを守り、皆が楽しく遊べるようになるということを目指しています。
ルールを破ってはズルになります。
勝利や力を誇示しても周りは気分がよくありません。
うまくいかないからと途中で投げ出しては、他のお友達はどういう気分でしょうか。
大人は当たり前にできることでも、発達途中の子どもだから仕方のないこと。
こういった「見えないもの」をボードゲームで遊ぶことを通して、たくさん経験し培われていくのだと考えています。
しかし、幼児〜小学低中学年の子にとっては容易なことではありません。ですから、周りの大人がちょっとサポートしていくということが何より大事。
幼い頃から、子どもだけで遊ばせておける玩具、管理された玩具を与えるというのは間違いです。
現在、当サークルでは、小学低学年までの子ども達が中心。この子達がお兄さんお姉さんになり、中心となって輪を作れるようにサポートしていきたいと思います!
ボ育て
最近知った【ボ育て】って言葉。
ボードゲームで子育て。
もちろん「あそび」ってボードゲームだけではないのだけれど、この中にはぎゅっといろんなものが詰まっています。
▪ ルールを守る
▪ 勝つためにあれこれ知恵を絞る
▪ 相手の気持ちを考える
▪ 相手の手を読む
▪ 我慢する
▪ 自分の今の力を使って勝ちへ向かう
これって、大人になっても通用する力だと思いませんか?
ボードゲームは社会の縮図ともいえますね。
でも、小難しいことは全くなくて、幼い子にもイメージしやすい世界観やテーマで作られたボードゲームがいっぱいあります。
遊びながらどんどん個々の能力を磨けるおもちゃ。
それを子育てに生かせるかどうかはパパママ次第。
ぜひ、上手に取り組んでみてください!!
こんな雰囲気
私が主催しているボードゲームサークルの雰囲気をちらっとご紹介します。
盛り上がる子どもたち♡
カラスの目が出るとと・・・
カラスの母ちゃんがやってきたり←このママは自主的に楽しんでいるだけです笑
強制はしません。ご安心を。
全部収穫してカラスに勝てたね!ご満悦のポーズ♪
いないいない動物
4歳&6歳。いち早く見つけるために集中してます!
スピードカップス
白熱!!勢いでたなびく髪
カタン
夫が参戦するときは、1時間くらいかかるゲームも持参します。
やりたい!最後まで遊ぶ!と挑戦するお友達(^^)
キャプテン リノ
ぐらぐら、ヒヤヒヤ・・そぉーーーっとね。揺らさないでね。
「そっと」を学ぶ遊びなのかも。
きらめく財宝
男の子も女の子も、キラキラやお宝にワクワクするんです(^^)
その日に参加する子どもたちの年齢に合わせて
ゲームを用意することが多いです。
あなたも【ボ育て】してみませんか?
時間内に解くパズルが脳を刺激【ウボンゴ】レビュー
ウボンゴ Ubongo [GP・ジーピー]レビュー 口コミ 評価
おすすめポイント
大人も子どもも脳がフル回転!!
サイコロの目で選ばれたタイルをもとに、パズルを完成させます。
完成したら「ウボンゴ!」
砂時計のタイムリミットもあり、早く早くと焦らされつつ、出来たときは達成感を得られるゲームですよ(^^)
こんな人におすすめ
▪ 親子で楽しめるボードゲームを探している
▪ パズルが苦手な子どもに
▪ パズルが得意な子どもに
▪ 相手が子どもでも手を抜きたくない
▪ ルールは簡単なほうがいい
▪ 脳トレしたい
▪ ワイワイ盛り上がりたい
遊び方
準備
各自、12枚1組のパズルタイルを受け取ります。
※4人未満でプレイする場合、使わないタイルセットは箱へ戻しましょう。
ラウンドトラックボードをテーブル中央へ置き、袋から(青)サファイア9個と琥珀(茶)9個を穴に置きます。
黒い袋には、残りの宝石を全部入れておきます。
パズルボードが36枚あります。パズルボードはこんなふうに・・
表面:3タイルで完成するパズル
裏面:4タイルで完成するパズル
になっています。
パズルボードを束ねて準備し、砂時計、サイコロも置いておきましょう。
ルール
ゲームは9ラウンド行います。
1ラウンドの遊び方
まず最初に、ダイスを振る&砂時計をひっくり返す係の人の順番を決めておきます。
①各自、パズルボードを1枚受け取り、使う面を裏返しにして自分の前に置きます。
②サイコロ&砂時計係のプレイヤーは、ダイスを振りダイスの目をみんなで確認。
例えば、この目が出た場合↓
それぞれのプレイヤーが使うタイルや枠の形は違います。
係の人は「せーの」「スタート」などの掛け声で砂時計を逆さまにし、全員一斉にパズルボードを表にして、パズルを解きます。
各自、出た目に対応するパズルタイルを手元のタイルから見つけ出し、枠にぴったり入るようパズルを解きましょう。
白いマスは全て埋めなければいけません。はみ出しもNGです。
③パズルが解けたら「ウボンゴ!」と言います。恥ずかしがらずにね笑
砂時計がなくなったらタイムオーバー
気づいた人は「ストップ」と言って全員手を止めます。
※チャンスラウンドのルールもありますが、ここでは割愛します。
1ラウンドごとに報酬をもらう
砂時計の制限時間内にパズルが解けた人は、袋の中から1個、中身を見ないで宝石を引きます。
また、1番目、2番目の早く解けた人にはご褒美も♡
ラウンドトラックボードの上から、そのラウンドの宝石を受け取ることができます。
1番目に解いた人
→袋から1個+青いサファイア
2番目に解いた人
→袋から1個+茶色の琥珀
3番目に解いた人
→袋から1個
4番めに解いた人
→袋から1個
砂時計がなくなるまでに問題を解けなかった人は、残念ながら、このラウンドは何ももらえません。
これを9回繰り返します。
ゲームの終了
9ラウンド終えると、ゲーム終了。
集めた宝石の価値を集計します。
合計が最も高い人が勝者です!
基本情報
公式の対象年齢・人数
対象年齢:8歳以上
人数:1〜4人
目安時間:25分
コーディネーターの見解
対象年齢が8歳以上とありますが、そこまで難しいルールはありません。
興味がある子なら4歳5歳くらいからでも遊べるでしょう。
パズルボードは3ピースの面、4ピースの面と両面使えますから、大人は4ピース、子どもは3ピースで行うと手を抜かずに楽しめることが多いのではないでしょうか。
それでも手を抜く必要があり、あなたが楽しめないというのであれば、子ども1枚:大人2枚など調整するのもいいですね。
育つ力
▪ 空間認知力
▪ 集中力
▪ 時間を意識する力
要素
パズル8:運2
このボードゲームの感想
「パズル」と聞くと1人で黙々・・と思いがちですが、ウボンゴは違います。
ときどきやってくる難解なパズルに大人も頭を悩ませ、子どもと真剣勝負できるでしょう。遊んだ後は、脳に心地よい疲労感まで。
制限時間内に完成した時にもらえる宝石は“運”ですから、完全に能力差で勝敗が決まるわけではないところもニクイですよね(^^)
名作と言われるだけあって本当によく考えられたゲームだなぁと感心します。
そして、こんなに楽しいゲームなのですが、たいてい名前を覚えてもらえない残念なヤツ。
後日「この間のゲーム、何て名前だったけ??」と聞かれることもしばしば。
「ウガンダ!」「ヴィアンコ!」皆それぞれに呼んでらっしゃいます・・・笑
「ウボンゴ」です。スワヒリ語で「脳」という意味があるんですよ♪
共働き世帯の悩み【もっと子どもと向き合いたい】
頑張り屋のママほどコミュニケーション不足に悩んでいる
子どもともっと向き合いたい
そう思っていても、日々の家事や仕事に忙殺されてしまっているという方も多いのではないでしょうか?
「これ以上どう時間を作ったら?」
「無理です」ときっぱり仰る方もいらっしゃいます。
でも、敢えて言います!!
ほんとに??
スマホ見てる時間、ギューーっと集めたら10分くらい作れない?
それくらい親子の時間って大切なんです。
親子のふれ合いが足りないと子どもは内向的・消極的になる
現代の小学生は本当に忙しくなったなと思います。習い事が多すぎる。
教育熱心な方が多いのでしょう。それは悪いことではありません。子どものことを真剣に考えているからこそ。
そして共働き世帯なら、更に親子の時間がなかなか取れないことも容易に想像がつきます。
でも、大事なことを見過ごしていると感じたりもするんですね。
習い事をして得られるのは、何かができる自信
親子のふれあいで得られるのは、何もできなくても私は愛されているという自信
つまり、「自己肯定感」です。
これらをバランスよく育てていかなければいけないということです。
何かができる自信というのは、更なる向上心を生むことも有りますが、非常に脆い。ひとたび自分の能力以上のことができる人に出会うと崩れるということもあるでしょう。
しかし、そんな時こそ心の支えになってくるのが踏ん張る力の源である自己肯定感であり、親子間での愛着形成。
発達心理学的なことをいえば家庭内に緊急避難基地が出来ているという状態です。
何かができる自信というのは、更なる向上心を生むことも有りますが、非常に脆い。ひとたび自分の能力以上のことができる人に出会うと崩れるということもあるでしょう。
しかし、そんな時こそ心の支えになってくるのが踏ん張る力の源である自己肯定感であり、親子間での愛着形成。
発達心理学的なことをいえば家庭内に緊急避難基地が出来ているという状態です。
子どもにとっては幼稚園、保育園、学校は立派は社会です。そして、その中で生きているということは、大人が思う以上にストレスを抱えている、小さな心と体で我慢していることも多いのです。
それを親子の間で吐き出さなくて、どこで吐き出すのでしょうか?
ストレスをリセットできないまま貯め込むと、できるだけストレスを貯めないように内向的、消極的に振る舞うようになるといわれています。
現実は
お迎えの後は、食事、お風呂、寝る支度、明日の準備・・すんなり動いてくれればいいけどグズグズもする。時間がいくらあっても足りない!と叫びたくなる気持ちも理解できますが、子どもも同じ気持ちです。
ぜひおうちでは、ほんのちょっとでも、私を、僕を見てくれている時間=リラックスできる状態を作ってあげるというのが理想的なのです。
1日10分からはじめませんか?
そこでオススメなのが「脳トレあそび」だと、脳科学者の川島隆太教授はおっしゃっています。3ヶ月間、293組で行われた実験からわかったことは・・・
1日10分の脳トレ遊びにより、親も子もストレスが低下するというのです。
子のストレス低下には
「子どもの機嫌の悪さ」「親につきまとう・人に慣れにくい」「刺激に過敏に反応する・物に慣れにくい」という項目が改善されたというアンケート結果も。
つまり
親子の時間を持つ → 子が安心 → 親の気を引く必要がなくなる → 問題行動が減る → 親のストレスも低下に繋がった結果とも言えるでしょう。
ボードゲームで遊ぶ会に来てくださる方で、家ではなかなかできないから有り難いわという方もいらっしゃいます。
そう言っていただけることは本当に嬉しい反面、実はちょっと悲しくて。
「家でもぜひ遊んであげてください」とお伝えしています。
子どもの脳と心を育むためにも1日10分必ず遊ぶから、初めてみませんか?
子育て目線のボードゲームレビューもご覧ください(^^)