ママも本気で遊ぶんだから!

子育てにボードゲームを活用しよう!おもちゃコーディネーターが綴る雑記ブログ

運と引き際がカギ!大人も子どもと一緒に【ウミガメの島】レビュー

ウミガメの島 [メビウスゲームズ]レビュー 評価 口コミf:id:mamahon:20190929105241j:plain

ウミガメ達が産卵のために島に集まってきました。産卵に適した浜辺を目指して島のまわりを進みます。カメはぐんぐん進んだり、他のカメに乗ったりすることも!
浜辺に着いたり通過したカメは産卵を繰り返します。

よりたくさんの卵を産むことができるカメはだれだ!?

 

 

おすすめポイント

コマを進める距離はサイコロの目の合計×サイコロの数で決まりますが、足した目が8以上で振り出しに!!
もう1個振るべきか否か・・・確率や駆け引きを考えるきっかにも♪

足し算、掛け算を習いはじめたお子さまも、数の概念を遊びながら知っていくことができるでしょう。

大勢で遊べるのも◎

こんな人におすすめ

▪ 親子で楽しめるボードゲームを探している
▪ 小学低学年の子どもが算数に苦手意識を持ちはじめた
▪ スイッチは与えたくないなぁと思っている 
▪ 小学校にあがってじっと座っていられるか心配
▪ 子どもは遊ぶことが一番!と思っている

 

 

 

遊び方

内容物

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ゲームボードは両面仕様になっていますが、表は昼、裏は夜とビジュアルが異なるだけです。
より忠実な世界観で遊びたいなら夜を使ってみましょう♪
ただ、少し見にくいです(^_^;)f:id:mamahon:20190929110629j:plain

準備

各プレイヤーはカメを1個取り、スタート地点のいかだの上に乗せます。

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たまごカードはよく混ぜ、「7」と書かれた浜辺に裏向きの山にして置きます。
次に山の上から4枚取り箱に戻します。今回のゲームでは使用しませんので最後まで見てはいけません。

そして、一番上のカードを1枚表にして公開します。

 

ルール

適当な方法で最初のプレイヤーを決め、そのあとは時計回りの順番でプレイします。

  

ゲームの目的

「21」のマスに止まる「21」を通過で、たまごカードを獲得

 島のまわりをまわりながら産卵をくりかえし、たまごカードをたくさん集めることが目的です。

 

ゲームの進行

自分の番になったら、サイコロを1個ずつ、最大3個まで振ることができます。

振ったサイコロの目の合計が「8」以上になったら、スタート地点のいかだの戻らなければいけません。

もちろん、2個目以降のサイコロは振らないでおくこともできます。

 

 

たとえば、1個目のサイコロは「3」でした。
もちろん、ここで振ることをやめることもできます。

振るのをやめるなら、出た目そのまま「3」進ませ、次の人の番へ。

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しかし!!
1個目が「3」だと、2個目のサイコロが「4」までならセーフなので、チャレンジするとしましょう。

振ってみたら「2」でした。

さらに、もう1個振ることはできますが、合計の目が「8」以上になるといかだに戻らなければいけません。2個振った時点でやめれば、(3+2)×2←サイコロの数で10マス進むことができます。そして、次の人の番へ。

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いやいや、もっと進みたい!と賭けにでて、もう1個振ってみたとしましょう。

「4」が出ました。

「8」以上なので、いかだに戻らなければいけません。
これは、どこの位置にいてもスタート地点のいかだに戻るわけです(TдT)

そして、次の人の番へ。

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仮に、3個目にふったサイコロが「2」だった場合
3+2+2=7 ギリギリセーフ!

進めるマス数は(3+2+2)×3←サイコロの数で、21マス進むことができる
というわけです。

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↑ いっきに一周まわってたまごカードを獲得!

 

このように、より多くサイコロを振れば、勢いよく泳ぎ進むこともできますが、いかだに戻ってしまうリスクも上がる。

 

どこでサイコロを振るのを打ち切りにするか
そこがこのゲームの醍醐味でしょう(^^) 

 

同じマスに止まったら

止まるマスにすでに別のカメがいる場合、そのカメの上に乗ります。

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上にカメが乗っている状態で自分の番になったら

通常通り、サイコロを1個振ります。
しかし、もう1個振るかどうかの決定権は一番上のカメにあります。

マスの移動も自分のカメ+自分より上のカメで移動していきます。

f:id:mamahon:20191001123751j:plainまた、上にカメが乗っている状態で、浜辺に到着もしくは通過した場合、たまごカードを獲得するのは自分でなく、一番上のカメがそのたまごカードを取得。
つまり無駄に歩みを進めてしまうわけです。

 

そのほか、合計目が「8」以上となった場合には、重なっているカメ全員でいかだに戻らなければいけません。ただし、いかだに戻れば重なりは解除されます。

 

ゲームの終了

最後のたまごカードが取られたら、ゲームボードに描かれた7個のたまごが見えるようになり、次にカメが21のマスに止まるか、通過すればゲームが終了。
そのゴールしたカメは7個(7点)のたまごを獲得したことになります。

 

各プレイヤーは今まで獲得したたまごカードの点数を計算します。
一番多いプレイヤーが勝ちです!!

 

2,3人で遊ぶ場合

2人または3人で遊ぶ場合には、各プレイヤーが2つのカメを担当します。
自分の番になったら、どちらのカメのためにサイコロを振るか宣言してサイコロを振りましょう。2匹のカメが産んだたまごの合計点数で勝者を決めます。

 

 

 

基本情報

公式の対象年齢・人数

対象年齢:7歳以上
人数:2〜7人
目安時間:30分

 

コーディネーターの見解

決して教育目的で遊ばないでください。教材として遊んでいると思ったわかった途端、子どもは遊ばなくなります。
遊んでいるうちに、計算の基礎となる数の感覚が身につけばラッキー♪くらいに思っておくと親も子も楽しいです。

7歳以上とありますが、4歳5歳くらいからでも遊べます。
サイコロが2個だったら、×2で計算させるのではなく、足した目を2回分進めるというふうにすれば、わかりやすいでしょう。

 

育つ力

▪ 数の感覚
▪ かけひきする力
▪ ゲームを楽しむ力

 

要素

運8:かけひき2

 

このボードゲームの感想

サイコロのかけひきが理解できれば、大人も子どもも対等に遊べる運要素のつよいゲームです。 ちびっこにとっては、参加人数が多いと自分がまわってくる待ち時間も長く集中が途切れやすいのですが、「他のカメに乗っていると選択権がある」というルールから、その待ち時間さえも飽きにくいなという印象です。

このゲーム考えたアレックス・ランドルフのセンス、やっぱりすごいなぁ。特別複雑なルールでもないんだけど、世代関係なく一緒に楽しめるおもちゃっていいですね。